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邉見 光; 山口 徹治; 武田 聖司; 木村 英雄
原子力バックエンド研究(CD-ROM), 24(1), p.3 - 14, 2017/06
福島第一原子力発電所の事故起源の放射性セシウムにより汚染された森林の除染に関して、居住区域における空間線量率の低減が顕著になる汚染源の条件や除染の範囲を感度解析によって検討した。汚染源をCsおよびCsを含む堆積有機物層(A層)と表層土(A層)とし、モンテカルロ法による3次元輸送計算コードMCNPを用いて空間線量率を算出した。森林斜面の数、角度、汚染の分布状態、森林土壌中の放射性セシウムの量、除染範囲、林縁から評価点までの距離、評価点の高さをパラメーターとした。その結果、汚染の分布が均一の場合、林縁から20mまでのA層の除染が、空間線量率の低減に効果的であることがわかった。一方、林縁から20m以遠の汚染が20m以内よりも高いような、汚染の分布が不均一の場合、A層に比べA層に含まれる放射性セシウムの量が多い条件においてのみ、林縁から40mまでのA層の除染により、空間線量率が顕著に低減した。
秋野 詔夫
ハイテクシンポジウム山口2001「抵抗減少制御シンポジウム」論文集, p.37 - 43, 2001/11
流体摩擦損失の低減技術は、省エネルギーにとって重要な研究課題である。原子力分野では、長距離配管による熱輸送の動力の低減を通じて、熱利用に役立てることが考えられる。本講演は、新しい受動的流体摩擦低減面を考案し、水流で実測した結果を述べるものである。比較の規準としての平滑面,従来技術の追試としてのリブレット面の測定を行い、測定精度等の確認をした。新しい面として、改良縦リブ付d型粗面,アザラシ毛皮面,及び、ジグザグリブレット面の測定を行い、それぞれ低減効果を生ずることを示した。
秋野 詔夫; 高瀬 和之; 久保 真治; 日野 竜太郎
第26回乱流シンポジウム講演論文集 1994, 0, p.176 - 179, 1994/00
水循環装置に平行平板間流路を取付け、その平板に各種の表面を張り付け、流れ方法の圧力降下を測定し摩擦損失を評価した。同時に、レーザー流速計を用いて、主流流速の測定を行った。その結果、リブレット面、及び、縦リブ付きd形粗面の乱流摩擦抵抗が、約2x10以下のレイノルズ数領域で平滑面より低減していること、及び、同じレイノルズ数領域で流路中心部の乱れ成分(流速変動/平均流速)が減少していることを見いだした。すなわち、平行平板流路内流れの乱流摩擦と主流のに乱れ成分の間に相関があることを見いだした。
廣内 淳; 高原 省五; 渡邊 正敏; 宗像 雅広
no journal, ,
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響される。これら因子が低減効果にどの程度の影響を与えるかを把握することは、屋内退避の実効性を効率的に向上させるために特に注目すべき変動因子を明らかにする上で重要である。本研究では、屋内外の放射性物質の交換を模擬したコンパートメントモデルと文献調査によって得られた変動因子の変動幅を用いて低減効果の感度解析を行った。
渡邊 正敏; 高原 省五; 廣内 淳; 宗像 雅広
no journal, ,
屋内退避による内部被ばくの低減効果は多くの因子に影響され、それら因子の変動幅が屋内退避による低減効果を評価するうえで重要である。本研究では、変動因子の中でも人為的に制御できない因子(自然換気率、室内壁面への沈着速度、及び室内への浸透率)に着目し、これら因子の文献調査を行い、日本国での変動幅を示す。
廣内 淳; 高原 省五; 飯島 正史; 渡邊 正敏; 宗像 雅広
no journal, ,
原子力災害時の公衆に対する被ばく低減措置の一つとして、屋内退避が挙げられる。大気中に存在する放射性物質のうち、家屋の窓, ドア, 換気扇等の隙間を通って家屋内に侵入した放射性物質の量及び家屋内での放射性物質の分布が不明であり、屋内退避による低減効果の正確な評価が行われていない。本研究では、放射性物質が侵入しやすい部位を把握するために、隙間周辺、床面、天井等の線量を測定した。測定した結果、窓、換気扇のような目に見える隙間で線量が周囲よりも高く、この部位から放射性物質が侵入している可能性が高いことが指摘された。
内田 昌人*; 宮川 高行*; 村上 久友*; 鈴野 哲司*; 山本 智彦
no journal, ,
タンク型ナトリウム冷却高速炉(SFR)の原子炉建屋にわれわれが提案する3次元免震装置を適用した場合の原子炉構造概念を検討するとともに、水平免震装置の場合との比較によりその地震応答低減による原子炉構造の耐震裕度向上等の効果を明らかにした。
林 奈穂; 長久保 梓; 高原 省五
no journal, ,
原子力災害時に体育館を有効に活用するためには、収容能力だけでなく、放射線に対する遮蔽効果に関する知見が必要となる。しかし、体育館の遮蔽効果に関する具体的な知見は、これまであまり知られていない。本研究では、既存の体育館の構造等をもとに建屋モデルを作成し、クラウドシャイン及びグランドシャインに対する被ばく線量低減係数をエネルギーごとに評価した。